2011年01月14日

永久保存版〜段ボール輪行のテクニック〜

当ショップなんですが、
イベントで遠いところが多く
特にツールド沖縄は第2回目からの参加で
その頃から段ボール梱包で自転車を送っていました。

その他のイベントでも遠くだと年齢が高いせいか(笑)、
輪行袋でもって行くのが道中面倒臭く
発送という手段を使う事が多いです。

そのため、完成車を送るという作業は
たぶん全国の自転車屋でも、かなり上位に入ると思います(たぶんね笑)

もう20年以上試行錯誤した結果、
たぶん早くて簡単で安全な方法としては
この方法がかなりベストなのではないかと思っています(自画自賛)

ツールド沖縄でも往復で合計400以上は送っていますが、
乗れなくなるようなトラブルは一度もありません!

皆さんツアーなどで御出掛になる際は
是非ご参考にしてみてはいかがですか。
あーこれ書くと、ハードケースやシ○コンのバッグが売れなくなる…(笑)


まずは、近所のママチャリ屋さんに行って
ママチャリ用の段ボールを貰ってきて下さい。
(三つ折りくらいにしても全然大丈夫です)

そしてその時に、エンドの保護金具やホイールに付ける
保護キャップなども一緒に頂ければラッキーです!
自転車屋さんはすべて、それらのものは処分するのに大抵お金をとられているので、
丁寧にお話しすれば向こうも助かるはずです。
(1,000円の菓子折を持って行っても安いと思いますが笑)

そして、ちょっと大きなホームセンターに行けば
外せるタイラップが売っているはずです。
(長さ30cmがベストです)

ハブ保護の金具もママチャリに使っていたり、
スポーツ車のお店でもあると思うので、
それもお願いするとくれると思います。

エアパッキングの袋になっているやつも、ホームセンターに行けば
手に入ると思います。(よくプチプチと呼んでるアレです笑)
売ってなければガムテープで自作すれば全然OKです。

パッキング
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タイラップ
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ハブ保護
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エンド金具
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緩衝材
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今回は自分のKing3でやってみます。

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まずは、ギアをインナーローにします。

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この梱包のやり方では、ペダルは右側だけ外します。

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今回は電動なので、メインターミナルを外します。

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写真が一枚足りないんですが(笑)
前ブレーキをフロントフォークから外し、
プチプチで包んでタイラップで締めます。

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今回はハンドルを外す方法でやります。
マーキングはなるべく丁寧にすると後が楽です。
私はかっこわるいので、2カ所の点のみですが(笑)

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ハンドルを外した後のボルトは
しっかりと回しておいた方が安心です!

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今回はISPタイプのサドルなのでコンパクトです。

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ISPの部品もなくさないように、
外すかテープで留めましょう。

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この方法は、外したパーツが少ないので
この程度の梱包で済みます。

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フロントフォークを反転し、
フレームに傷が付かないよう緩衝材で挟んで、タイラップで締めます。

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さらにステムの上にブレーキレバーを留めます。

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ハンドルの下のレバーは、フロントフォークに挟み込む方法と、

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下の写真のように抱き合わせる方法があります。
Kingはフォークが太いので、抱き合わせる方法で!

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こんな感じで留まりました。

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エンド保護でプラの金具を取り付けます。

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こんな感じになりました。
あれ?サドルは梱包したはずじゃ…(笑)

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ホイールはクイックシャフトを抜き、
保護用のキャップをつけます。

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前輪を仮留めしてみます。
左クランクは前にしておきます。

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ここで重要なのは、シートチューブに触れないようにすることです。

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あたらないことが確認できたら、
まずはリアエンドのところから、緩衝材を挟み軽く留めます。

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次にトップチューブと留めます。

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最後に、ペダルと固定します。
このときに、踏み面を下にすると安定し、
ペダルに傷がつきません。
タイラップを車輪が落ち着く固さで増し締めします。

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さて、段ボール。

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この波上が二重になってる段ボールをゲットできれば最高です!
(ダブルカートンと呼ぶそうです)

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まず、底をこのような感じで補強します。
この程度で十分です。

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梱包のプロに言わせると、
ここの面がちゃんと留まっていれば大丈夫だそうです。
(本当かw)

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そして箱入れ。
測ったようにキレイに入りました。
この箱は、ブリヂストンの24インチママチャリ用の箱です。
この大きさでも、480SのKingが余裕で入ります。
もうちょっと大きめのサイズの方は、
26インチの箱を貰ってくると良いと思います。
※但し、ISPのフレームはかなりの確率で
 入りきらないのが多いと思います。
 私のように、足が短い方は余裕でOK(笑)

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この入れ方だと、
運送会社によっては実はかなり立てられてることが多いのですが、
ご覧のようにダメージを与えることはありません。

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反対側が上になっても、ダメージはほぼありません!
気になる方はヘッド部に緩衝材をつけておくといいかもしれませんね。
ハワイのような手荒い航空会社でも、
今まで傷がついたことはありません。
シーズンになりましたら、
動画でちゃんとアップしたいと思います(本当かw)
乞うご期待!!

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投稿者 ishida : 2011年01月14日 18:13